2008年2月7日

Roy Cloud School

Roy Cloud School.

ここがあたしがクワイヤーのクラスを教えている学校。
Redwood Cityの中でも、いちばんの公立の学校らしい。
たしかに、その近辺はカリフォルニア!ってかんじの家々が建ってて、
いいかんじのエリア。

あたしに与えられたものは
倉庫のような部屋の鍵、
ぼろぼろのピアノ(音はしっかりしてる)、
CDRをたまに再生しないCDプレイヤー

こんだけ。
で、45分のクラス。

もう嵐です。嵐。嵐。

1st 2nd のグレードの子がくるけど、みんなかわいい!
私服やしみんな超派手。
しかもうるさい。

あの子が椅子とった!とか言って泣いてるし。
ホワイトボードに落書きしまくるし。

こんなの13人もいっぺんにいけるの?みたいな。

で、簡単な歌やったら
『こんなん簡単すぎる、もっと難しい歌やりたい』
とか、
すこしアクティビティーみたいなことしたら
『こんなんじゃなくて歌が歌いたい』
とか。

はい。あんたたちは偉い!

ってことで、むこうは本気なのであたしも本気でいきます。

最高のクワイヤーチームを作る!



んで、プライベートのレッスン。
歌と初歩ピアノを教えています。

歌の生徒はみんなポップスカルチャーの影響が強くて、
みんなまるでポップススターみたいに歌う。

でも親としては『自分の声で真似せずに歌ってほしい。自分のスタイルを見つけてほしい。』
なのです。

カリフォルニアの学校教育の穴場と言われているのが音楽のクラス。
これは全米全体の問題になりつつもある。
それはなにかというと、
音楽のクラスがないんです。

マサチューセッツにいるイトコもいってた。音楽の授業がないって。

そう、州・国が音楽授業の費用をカットしていってるんです。
ので、みんな普通の音楽のクラスがない。


あたしがやってるのはそんな学校で音楽を教えること。
でも授業枠ではないので、放課後に希望者がクラスにくる。というやつ。

学校自体が2:30におわってこのクラスは学校内のある部屋で、
まるでその次のクラスのように始まるので、
自然な流れ。

そして、クラスのあとには親がちゃんと迎えに来る。


この学校教育のシステムはほんとにびっくりです。
親にしてみれば、自分たちが学校にいってたときにあったクラスを子供たちにももちろん体験してほしいし、
若いうちに音楽に触れてほしい。

もちろん。

なので、余分にお金を払って子供にこのクラスのチャンスを。
こんなわけなんです。

とにかく、わたしは呼ばれている
このクラスを一生懸命導いていきたい。

そして、こんなに希望にあふれてるキッズたちにふさわしい音楽のチャンスをあげたい。

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